神式のお葬式は「神葬祭」といい「祭」の文字が使われます。もともと「祭」とは神霊を慰める儀式を行うことだからです。仏教よりも古い歴史を持ち「古事記」や「日本書紀」にも記述されている日本古来の葬式です。
成仏を願う仏式と異なり、神道では先祖は家族の守り神、氏神として祀られます。仏式と異なり、神葬祭は神社では行われません。
作法として気になるのが、玉串奉奠(たまぐしほうてん)でしょう。仏式の焼香にあたるものです。神式では線香ではなく、玉串を奉げます。
玉串は、まず根元を手前に持ち、半回転させ向きを変えて、根元を向こう側(葉先が自分の側)にして供えます。
その後で「二礼二拍手一礼」をしますが、注意すべきことは「忍び手(しのびて)」といって、拍手のときに音を立てないようにすることです。
香典は、蓮の花の模様のない銀の水引のものを使用し、のしはつけません。表書きは「御玉串料」「御榊料」「御神前料」「御神饌料」「御霊前」などとします。
●神式では、戒名はありません。俗名に「?命」を加えたものを名とします。
●神道における法事は毎十日祭・五十日祭(忌明け)・百日祭(これを忌明けとすることもある)・一年祭・三年祭・五年祭・十年祭・五十年祭と続き、以後100年毎に行います。
●神式の墓石は最近では仏式のものとよく似ています。上部が角錐になって、香炉台の代わりに榊を捧げる「八足台」を置きます。
神道がわかる本
神葬祭大事典 縮刷版 |
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